住まいを語る

オーケストラネタをひとつ・・・

2015年4月23日|カテゴリー「住まいを語る

もう古くなってしまいましたが、たまにお話する持ちネタのひとつ。

のだめカンタービレのドラマの中での気づきネタです。

オーケストラの中において、個々の演奏者をまとめ上げる指揮者の重要性と、更にその指揮者をサポートするコンサートマスター(ヴァイオリンの主席奏者)について・・・。
まず、指揮者は、曲が描かれた時代背景や目的等を入念に調査し、音楽的に幅広い理解力と洞察力が必要となります。また、それを解釈し演奏者に伝えるためのバトンテクニックが必要となります。

そして指揮者の補助するコンサートマスターと言われる人の存在。実際の細かな音の出だしや切るタイミング、微妙なニュアンスは、指揮者から伝えきれないことが多く、そのサポート役のコンサートマスターが第二の指揮者としての現場実務の役割を担っています。演奏者は楽器を演奏するコンサートマスターのボウイングを見ることも多いそうです。

実は住まいづくりも同じなんです。現場監督がいろいろな指示を出していたとしても、現場の大工(棟梁)が実際の細かな段取りを把握し現場監督をサポートしていることが多い。更に、例えるならば木管楽器、金管楽器、打楽器、弦楽器のようないろいろな職方が現場に集い、住宅と言う作品を創り上げていく。まさに住まいは交響曲や協奏曲であるとも言えます。

そうして素晴らしい作品を奏でることができたなら、観客からの拍手喝采を頂戴することができます。私たちの仕事で言い換えるなら、感動という涙を頂戴することになります。それが私たち住宅会社の使命であると思っています。

そんなことを見るたびに思いながら「のだめカンタービレ」のドラマを見ていました。懐かしいです(^^)


かわいさあまって憎さ100倍!

2015年4月22日|カテゴリー「住まいを語る
「かわいさあまって憎さ100倍」

ちょっと大袈裟かもしれませんが、それに近いお話。

随分と前になりますが、会社にお客様からのクレームがありました。内容を要約すると
「4月の下旬頃、御社のモデルハウスに行きました。その後、別のモデルハウスに行き、非常に興味を持った。そこで対応して頂いたBと言う営業担当者も良かった。話の中で紹介された土地にも関心があり、早速プランと見積りが欲しいと伝えた。しかし、初回の担当者が営業のAのため、その担当者が至急連絡をさせますと言われた。その後、Aから連絡があったが、プランのことより、ゴールデンウィークの展示会の話を一方的にされ、その後連絡なし。自分も年内に完成したいから時間がない。別の会社で土地を探してもらい見積もりするも、やはり御社が気になる。そのうちに怒りがたまり、電話をさせて頂いた。一体どう言うつもりか?」
お客様には大変当社を気に入って頂いた。しかし、当社の担当者は約束はしたが、梨の礫(つぶて)。御社はお客様をどう考えているのか?社員教育をどう考えているのか?とのことです。

早速、各担当者に確認すると、確かにBはお客様との対応は全く問題なし。お聞きしたことも、詳細にメモを取り、Aに伝えている。しかし、伝えた筈のBも実は文章が主で、その行間にあるお客様の思いを忘れている。それを見たAも、文章と簡単な口頭の連絡を聞いただけで、その内容を安易に捉えている。そして取り敢えず案内をして、またヒアリングするれば良いだろうと勝手な判断をし、その後の来場がないものだから、結果、追客しなかったとのことでした。

翌日、私は、その内容をお客様に伝えるとともに、深くお詫びし、この教訓を頂いたことに感謝の意を伝えました。そうするとお客様は「こんなクレームを言った私と、もう一度御社は真剣に商談をして頂けますか?」と言われました。勿論、「よろこんで商談させて頂きます」とお答えさせて頂きました。その二日後、商談をさせて頂きました。

私たちは常にお客様の顔を見て、商売をさせて頂いています。顔を忘れたらそれは自己満足だけで商売をする会社になってしまい、決してお客様に愛される会社にはならないでしょう。そんなことをあらためて大切なお客様から教えて頂きました。ありがとうございました。


プロとして、できて当たり前、できなことは恥と思える人となろう!!

2015年4月21日|カテゴリー「住まいを語る

今、お客様が求めるものは、住宅のプロフェッショナルとしての知識や経験のみならず、取り組み方や考え方、そして、その担当者自身の生き方まで判断材料にされていると言って過言ではありません。

情報化社会の中、住宅業界もまた、日進月歩、凄まじい勢いで進化しています。お客様は必要とする情報を簡単に手に入れることができる反面、その取捨選択が非常に難しくなっています。

そんな中、私たちがプロとしての学びをやめてしまったら、それは単なる情報整理をするサポート役であって、住宅づくりの良き指南役・プロフェッショナルではなくなってしまいます。

日々の業務で感じる様々な気付きについて鈍感になっていないでしょうか?お客様のためにも、自分のためにも、会社のためにも、もっともっと良くしたい。こう思ったことは誰にでもあるでしょう。この気付きは真のプロフェッショナルへ向けての大きな第一歩となるのです。

極端な例えかもしれませんが、「できて当たり前、できないことを恥と思える」心構えが、住宅のプロフェッショナルとして大きな成長を促すことは間違いありません。全員でお客様に愛される住まいづくりの真のプロを目指しましょう!

情熱と感動を大切に、客様に愛される飛鳥住宅になれるように頑張っていきます。


スローハウスとハウスマイレージ

2015年4月18日|カテゴリー「住まいを語る
私は、当社の住宅の考え方のひとつに、スローハウス思想があると思っています。スローハウスと言うとスローフードのパクリとか、どこそこの雑貨店名とか言われるかもしれませんが、スローハウスなんて正式な思想や運動があるわけでもないので、あくまでも私見として記載したいと思います。
まずはイタリアで生まれたスローフード運動について、これはファストフードに対抗する言葉として使用され、その本意を間違って解釈している人が多いかもしれませんが、ゆっくり食べることを勧める運動ではなく、主に以下の3点を目的として食そのものと、その文化を大切にしていこうと消費者に呼びかける運動になります。

①消えつつある伝統的な食材や料理の継承
②質の良い食材を提供する小生産者の保護

③消費者全体に、味覚教育を進めていく


これに似た考え方で、日本では古くらから「地産地消」、「土産土法」などの考え方があります。
さて、これを住宅に置き換えて考えると、

①消えつつある地域の気候風土に適した伝統的な建築素材や工法を継承していく
②質の良い住宅を提供する地域に根差した優良工務店を保護していく
③消費者全体に、良質な住まいづくりの考え方、健康を考えた住環境のあり方、長寿命の住宅の維持管理方法等を教育していく


ことなります。そしてあえて例えるなら、少し語弊があるかもしれませんが、ファストハウスは○水ハウスや大○ハウス、三○ハウス等の大手ハウスメーカーさんであると言えるかもしれません。大手ハウスメーカーの批判をすれば、際限がないので書くことはしませんが、住宅のことを良く分かっている方は決して大手ハウスメーカーで家を建てることはないと思います。

また、スローフードの関連する言葉として、「フードマイレージ」があります。これはイギリスの消費者運動家が提唱した概念で、食糧が生産地から食卓まで、そのぐらいの距離を経て運ばれてきたかを示す指標です。

輸入相手国からの食糧輸入量(t)×輸送距離(km)


で表され、この値が大きいほど地球環境への負荷が大きくなると考えられています。現在の多くの住宅は、ハウスマイレージに、製造におけるエネルギーコストと炭素排出量、更に廃棄のコストを加えると、そろそろ真剣に地球環境への負荷を論じる必要性があるかと思われます。

この点を押さえて、無添加住宅をはじめとする当社の住まいづくりを今後、ちまちまと書いていこうと思います。