今秋オープン!

2020年10月25日にオープンした国立工芸館(東京国立近代美術館工芸館)。我が国唯一の国立で工芸を専門とする美術館です。東京都千代田区から石川県金沢市に移転たことで、日本海側で初の国立美術館となりました。また、移転に伴い、明治期に建てられた歴史建造物(国登録有形文化財)を移築したことで、金沢市の新たなシンボルとなります。歴史博物館と隣接するため、より多くの人で賑わうこととなりそうです。

今回は「今秋オープン!」した国立工芸館についてお話します。
東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)のエントランス

「国立工芸館」は、先月オープンした工芸を専門とする美術館です。
工芸とは、高度の熟練技術を駆使して作られた美的器物またはそれを制作する分野。応用美術、装飾美術などともいう。出典: フリー百科事典『ウィキペディア(Wikipedia)』

石川県では、九谷焼や、珠洲焼、加賀友禅や金沢箔、輪島塗、山中漆器などがあります。どれか一つくらいは聞いたことや見たこと、もしかしたら家にあるかもしれません。
日常生活で使われるものですから、知らないうちに使っていたなんてこともあるかもしれません。
材料によって陶磁、金工、漆工、木工、竹工、ガラス、染織、人形など多くの種類に分けられます。

東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)の第九師団司令部庁舎部分

東京国立近代美術館工芸館(国立工芸館)の金沢偕行社部分

我が国唯一の国立で工芸を専門とする美術館「国立工芸館」が金沢市出羽町にできました。
東京からの移転に伴い、ただ新築したわけではありません。
明治期に建てられた歴史建造物(国登録有形文化財)を移築・増築し、建てられました。
明治31年(1898)に建設された「第九師団司令部庁舎」と、明治17年(1884)に建設された「金沢偕行社」をエントランス部分でつなげて構成されています。
この二つの建物は、1997年に国登録有形文化財に登録されています。

「第九師団司令部庁舎」は、明治期に建てられた全国でも数少ない現存する旧陸軍施設。
「金沢偕行社」は、全国で6か所しかない現存する偕行社(陸軍将校の社交場や集会所)。

金沢市には、古き良き時代の建物が多く残っていますが、石川県が建物を購入し管理してきたからであって、
普通であれば取り壊されなくなっていることの方が多いのかもしれません。
実際に、「第九師団司令部庁舎」は昭和43年(1968)に、「金沢偕行社」は昭和42年(1967)に県が建物を購入しています。歴史を守ろうという意識の高さが窺い知ることができます。

澄んだ秋空の下、散歩しながら、金沢らしい町並みを歩いてみるのもいい。

いかがでしたか。
今回は、「今秋オープン!」した国立工芸館についてお話ししました。

金沢市内・近郊に住んでいても、なかなか金沢の魅力的な建造物を知らない、行ったことがない人も多いのでは?
澄んだ秋空の下、散歩しながら、金沢らしい町並みを歩いてみるのもいい。日常の中に、ほんの少しゆとりある日を過ごしてみるのもいいのではないでしょうか。

内部については、またの機会にお話しします。

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