小さな家のつくり方。

家を建てる時“あーしたい”“こうしたい”と「理想」や「夢」が膨らんで、なかなか考えがまとまらなかったり、実家の広さを基準にして自分たちの生活に合っていなかったり、なぜだか理想と現実が、かけ離れてしまっていることもあります。
家を建てるのも、決して安くはないですし、住宅ローンのためだけに働くなんて、何ともつまらない人生になりそうだし、子どもの学校や習い事、家族での趣味や旅行、老後の楽しみのためにも、資金を残しておく必要だってあります。

そんなときに、少しヒントをくれる本を紹介します。実は、毎朝少しずつ読んでいる「小さな家のつくり方」という本。狭小地に建てる家が紹介された家の数々が載っています。小さくたって豊かに暮らせる家がいちばんで、居心地の良い空間を作ることが何より大切なのです。

今回は「小さな家のつくり方。」をご紹介します。

大塚泰子さんの小さな家のつくり方

せっかく家を建てるのなら、大きな家でお庭があって、ホームパーティを開ける広いリビングがあって、友達を読んでバーベキューができるテラスがあって、家族それぞれの部屋があって、理想を語れば延々と出てきますよね。
でも、この本を読んだらきっと「広くある必要はないかー」と思ってくれる人もいるかもしれません。

人は、育ってきた環境などで、知らず知らずのうちに、家に対する価値観、固定概念があるのかもしれません。「実家が○○坪だったから、○○坪くらいはないと」とか、「親が泊まりに来るかもしれないから、客間として和室が必要だ」とか、「何に使うか分からないけど、一部屋欲しい」とか。

家を建てるための土地探しをする際、50坪を基準に探されている方も多いのではないでしょうか。
平均的に、車2~3台置けて、35~40坪の家を考えるとだいたい敷地50坪は必要となり、お庭や畑、アウトドア好きな人はそれ以上の広さを求めます。

でも、本当に50坪必要ですか?きっと、その固定概念を外すと、本当に必要なもの、理想の家が見えてくるかもしれません。

小さな家でありながら、自然を感じられる豊かな暮らしを実現するための方法。
これらのルールを前提に家づくりを考えれば、それぞれの土地や予算、家族のライフスタイルに合わせた小さな家の豊かで楽しい暮らしが実現できます。

ルールは7つ。
小さな家において自然やゆとりを感じることのできる空間づくりを意識して考えられたものです。「数字」という物理的な制約から解放されて、風や光を家に運び込む空間のゆとりを生む発想と工夫のすべてが7つのルールに込められています。

①土地全体を“家”にする
限られた土地を100%生かし、室内空間に広がりを持たせるために、「外構部分も住まいの一部」とみなします。

②外空間と内空間をつなげる
室内空間と外をつなぐ大きな開放部をつくり、解放感とゆとりを生み出します。

③一石二鳥の空間をつくる
階段や廊下、玄関といった中間エリアにもう一つの機能をプラスします。

④光と風を呼び込む仕掛けをつくる
立地条件にかかわらず、「窓」と「階段」などをうまく活用することで、日当たりと風通しを確保します。

⑤目の錯覚を利用する
空間に抜け感や奥行き感をつくり、視覚的なゆとりを生み出します。

⑥フレキシブルな空間をつくる
間取りにライフスタイルの変化に対応できる余裕を残します。

⑦大きな木を一本植える
四季の変化を感じられるシンボルツリーを植えて、家に命を吹き込みます。

[小さな家のつくり方|本文より抜粋]

住み心地は数字より空間で考える

いかがでしたか。
今回は、「小さな家のつくり方。」についてお話ししました。

世界に一つだけの素敵な家を建てるために、いろいろと考え悩んだり、迷ったり、時には家族内で喧嘩をしたりするかと思います。それは、ご家族それぞれが家づくりについて真剣に考えているからこそのこと。
それぞれの固定概念を外して、シンプルに物事を考えたらきっと、家族みんなが納得する素敵な家に仕上がるのかもしれません。「小さな家のつくり方」には、小さな家を建てるためではなく、シンプルに必要なもの、本当に理想の家を建てるためのヒントがたくさんあります。興味を持っていただけましたら一度、読んでみてくださいね。


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