玄関土間と高天井のある家
素材感を生かしたデザイン。それでいて家事動線、機能性、居心地も大切にしたい。
外のような内空間を楽しめる、広い玄関土間。
柔らかい光に包まれた、三角窓のあるリビング。
モノトーンでスッキリまとまったシンプルな空間に、インテリアや小物で彩りを添える家。
■建物延床⾯積:35.06坪/敷地⾯積:51.81坪
■家族構成:ご夫婦‧
モルタル調のダイニングテーブルとキッチンが目を引きます。キッチン収納は大容量で、食器やストック類はもちろん、キッチン家電も片付きます。引き戸なので出し入れも楽チンで、いちいち締めずに開けたままでも料理に集中することができます。
収納の中も、もちろん漆喰壁。食品を入れていても、カビが繁殖したり、嫌な匂いがこもったりする心配はありません。
キッチン前には、スタディコーナーを設けました。パソコンコーナーとして、趣味スペースとして、お子さまの宿題や勉強コーナーとして、ライフスタイルに合わせて、いろいろなシーンで重宝しそうなスペースです。
キッチンから眺める高天井のリビング。柔らかい光が入る三角窓は、シンプルな空間に映えるアクセントとなっています。空間をより広く見えるよう、小上がりの畳スペースと、TVボードとの高さを合わせました。畳スペースの下は引き出し式の収納となっており、リビングに大きな収納家具を置くことなく、スッキリ片付きます。
また、TVボードの下は造り込まずフリーの空間とすることで、カゴなどを用いてリビングの小物などを片付けられます。また、一角にルンバ専用(お掃除ロボット)のコンセント・スペースを設けたことで、共働き夫婦の忙しい日々を少しでもゆとりあるものにしてくれそうです。
まるで店舗のような設え。シンプルなペンダントライト、造作のダイニングテーブル、キッチンの壁に作ったニッチ。ここでは毎日、料理や家族の会話で彩りを添えるでしょう。掃き出し窓の外には、シンボルツリーを植える予定。
リビングダイニングから、季節の移り変わりを眺められ、心地よい時間を過ごすことができます。
寝室はシンプルに。ベッドヘッドの壁には間接照明を設えました。漆喰壁と無垢床材による自然素材の調湿効果や脱臭効果が相まって、自律神経が安定し、心地よい睡眠空間となります。
グレーの外壁、スッキリとした外観。玄関ポーチの一面に板材を貼りアクセントとしました。正面の大きな窓の前には、樹木を植える予定。将来的には、木々の葉が目隠しとなって、スクリーンを開け放って玄関の土間空間をより楽しむことが出来そうです。