住みよい家も、コルクがプロデュース。

自然のことから住まいのことまで、知らなかったことがいっぱい!既成概念を打ち破るうんちく話。
今回は「目から鱗のうんちく話 part2」ということで、「住みよい家も、コルクがプロデュース」無添加住宅にまつわるうんちくをお話します。

美味しいワインも住みよい家も、コルクがプロデュース

コルクの使い道でもっともよく知られているのは、ワインの栓。
カビや細菌に侵されず、ワインの呼吸を可能にするため、コルクの特性が十分に生かされています。
ブナ科植物のコルク樫の樹皮を剝いだものがコルクなのですが、その組織は建材に役立つ性質も多く持っています。
1㎤に細胞が約4000万個あり、弾力性と断熱性に富んでいるのです。
「スベリン」と言う、虫が嫌う成分も含まれています。
目の詰まったコルクはワインの栓、中程度のコルクは機械の振動吸収材、そして目の粗いものが建材に使われます。
コルクくずを金属型枠に入れて、熱を加えながら圧縮すると、コルク内部にある接着性の成分がにじみ出し、互いが結合します。
それを蒸し焼きにしたものが、炭化コルクです。

コルク本来の防虫性・断熱性に、炭化による空気の浄化・吸湿作用も加わり、床下地や断熱材にはもってこいの素材なのです。
現在問題になっているアスベスト(石綿)やその他の断熱材、グラスウール、ロックウール(岩綿)とは健康的見地からも、比べものにならないほど優秀な天然素材なのです。

万能選手のようなコルクですが、ちょっとした難点もあります。
ポルトガルやスペインなどの地中海沿岸地でしか育たないのと、木が育つまで15年ほど待たなくてはならないうえ、手作業でしかコルク組織を剥がせないので膨大な手間がかかるのです。
しかしコルクは樹皮を剥がしても9年も経てば、その樹皮はまた再生し、伐採せずに1本の樹から通算約10回も原料を採る事ができます。産地では国の管理のもとに大切に育てられています。

いかがでしたか。
今回は、目から鱗のうんちく話 part2「住みよい家も、コルクがプロデュース」について、お話ししました。

無添加住宅を開発した、秋田さんは、自然の不思議をいろいろと知っています。たくさんの著書に残されているので、少しずつ、紹介していきますね。お楽しみに。

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